【石川潤先生】実践知プログラム担当教員からのメッセージ その5(学内限定)
2020.5.7
【石川潤先生】
専門は、制御工学 ロボティクス、
NECで10年間ハードディスク装置の研究開発に従事。
【石川潤先生からのメッセージ】
未来科学部の石川です。実践知重点科目の「モデリング実践学」を担当しています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、皆さんも、いろいろとご苦労、我慢をされていると思います。
ピンチはチャンスと気持ちを切り替えて、私も5月の連休明けから始まる遠隔講義を、できれば対面授業とは一味違った新しいものにすべく、在宅勤務で準備を進めています。
私の専門はメカトロニクス、ロボット工学です。
さて、最近、話題になっているAI機器は、ロボットなのでしょうか?
ロボットの定義として的を射ているのは、新エネルギ・産業技術総合開発機構(NEDO)が2014年に発行した「NEDO ロボット白書」の一節にある「様々な製品やサービス、日常の暮らしや業務、生活環境、街や地域社会などを便利で快適にする自動化のための賢い機械」であると思っています。つまり、「賢く自動化する」が、すなわち「ロボット化」ということであり、この定義によれば、AI機器も立派なロボットであるといえます。
「車のハンドルを握らなくてすむ自動運転」「利用者の意思で動かす介護ロボット」「人の感情を読み取る防犯カメラ」「自動走行による配達ロボット」「IoT家電の未来のキッチン」「AIによる健康管理や家庭医療」等、昔は空想であったことが、現実としてロボットにより着々と進化しています。
このような時こそ、最先端の科学技術が私たちの社会や暮らしをどのように変えていくのか、考えてみてはどうでしょうか?